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好きなアーティストさんから、まったり日常まで。 あなたの心の隙間をお埋めし・・・(違)
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SHORT FILM "YOU ROCK MY WORLD"






9月28日(でしたっけ?)MTVにて、"YOU ROCK MY WORLD"のSHORT FILMがフルヴァージョンで放映されました。
ちなみに、管理人の家にはそんなものが映るわけもなく(自費で加入すればいいのですが)、このSHORT FILMを見ることができたのは、その後の地元TVで放映される全米トップ40の中ででした。
ただし、勿論ショートバージョン。クリス・タッカーとマイケルが、バーに入るところから始まるS.Fです。

これを見る前に、やはり某所掲示板で「はじめは今までのS.Fをまとめたものみたいだなと思っていたら、全然違かった」とありましたので、そうなのかあと思い真剣にTVを見つめる私(笑)

確かに、スムース・クリミナルに似ているし、色合いがブラッド・オン・ザ・ダンスフロアだな・・と思うような印象。
ついにマイケルやっちゃったかな?と失礼なことまでちらりと思いましたとも(笑)
ミュージックアウォード版デンジャラスの時の振り付けも途中に見られたし。考えてみれば、その周辺のダンスはわざと今までのダンスを入れているみたいですね。

そして、気がついたこと。
今までのマイケルとなにか違うような気が・・・(笑)
今までのマイケルなら、ここはこうするだろうな、という予想を(良い意味で)ことごとく裏切られた気分でした。
例えば、Hoo!って所を今までの彼だったら、恐らく片手を上に挙げそうじゃないですか?(そう思ったのは私だけかな・・^^;)
しかし、S.Fでは机をたたくんですよね。そういう意味。
今までのダンスからいったら、こういう動きをするだろうというのが全て違うので驚きました。この人、また成長したんだなあ、と。
また、後半のダンス。またこれが新しいですよね。動きがものすごいことになっています。緩急がついているダンス。カンフー系の動きという印象が。
なにせ、踊りながら闘える人なんてまずいないですよ(なにか違う 笑)
なんだこれは!?と思わず。でも、かっこいいダンスではあると思いますが。

また新しい動きを発見したんだな、という気分です。常に新しいことをしていないと、常に成長していかないと、また同じのかあ・・と言われかねない彼にとって、それはものすごく大変なことだと思いますが。
普通の人の何倍も、常に上へ上へと昇っていかなくてはいけない。
しかし、今回のダンスに関しては、見事にその課題をクリアしたというかんじです。(笑)

また、上手くなったんだな~とますます尊敬してしまった。そういえば、あのカウンターの上での動きはTVの映りが余りよくなかったので、よく分からなかったのですが・・・・グラスをよけながら歩いていたのでしょうか?!・・・だとしたら、恐ろしい足さばき・・(爆笑 後日、きれいな映像で見たらやはりグラスよけながら歩いていますね)


ちなみに。
後日、フルヴァージョンも見ることができたので、そこから感想をば。
初見よりも、だいぶ落ち着いて見ることができるようになってきました。
このS.Fは、残念ながら(?)いくつものヴァージョンができてしまい、個人的には一番最初のが好きです。
ヴァージョン、というのは・・・編集を変えている、とでもいった方がよいでしょうか。編集で、実際に使用した映像が、何回か公に放映される度、替わって行ったんですよね。
結果、音とあっていないところもあったり、ちぐはぐに。
もったいないことです。

さて、余裕が出てくると、色々な所に目がいきます。
例えば。
初めのマイケルとクリスが一緒に食べている、ヌードルは一体なんなのだろう?とか。(笑 そもそも、どういう世界観なのかよく分からないのですが。フルバージョンでは、女性を追ってバーに入る前に、マイケルとクリスが通りに面したお店でヌードルを食べています。その通りを、いい女がとおり、一目惚れして追いかけるわけです)
いくら、帽子の下にバンダナするのが流行りだったとしても、合わないよマイケルさん(笑 プロデューサーの影響でしょうかね)とか。
歌いはじめに、女性のお尻たたくのはどうなんだろう・・・とか。(気づかなかったら見直してみてください 笑)
クリスのダンスが、全部見てみたいな、とか。(ずっと踊っていますよね)
なんで、マフィアのボス(恐らく)が折り紙で鶴折っているんだろう・・とか。(アルパチーノさんですが)
ま、いろいろ気になるところはありますが。

らしい、というのはやはり、アレでしょう。
ダンスに入る直前の、リズムです。
煙草の火をつける音から始まる、アレです。
見たことのない方に、簡単に説明しますと、ショートヴァージョンでは、ステージに登場した後に、屈強な仲間(ダンサー)が次々に現れ、その後にダンスが始まります。
しかし、フルヴァージョンでは仲間が現れる⇒ダンスの間に、さらに映像があります。
緊迫した空気と、静寂。
その沈黙をやぶるのが、お店の中にいたさまざまな人達です。
さきほど書いたライターをつける音。
水道から、水滴が落ちる音。
テーブルを爪でたたく音。
床をブラシでこする音。
ウェイターがハイヒールで歩く音。
 
ここは踊るためのリズムが作られていく場面ですね。



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SINGLE "YOU ROCK MY WORLD"



1 .INTRO (0:32)
2 .ALBUM VERSION (5:07)
3 .RADIO VERSION (4:25)
4 .INSTRUMENTAL (5:06)
5 .A CAPPELLA (5:01)



MICHAEL JACKSON のNEW ALBUM "INVINCIBLE" から先行リリースされたNEW SINGLE 、"YOU ROCK MY WORLD" が2001年10月11日に一足早く日本で発売された。
シングル版ではあるが、CDサイズはアルバムと同じ大きさで、5ヴァージョンが収録されていて値段は998円也(消費税込み)とお得だ(笑)
ちなみに上記のCDは輸入版、国内版は一曲のみ収録だが、500円にて発売されている。

ラジオでオンエア解禁されてから、1ヵ月と半。ファンにとっては長い長いシングル化待ちだったと思われる。それまでは、みなラジオから録音した雑音混じりの、もしくは途中でCMに入ってしまうような断片的なYRMW(←新曲の省略した題名です)しか聞けなかったはずである。(というよりも私がそうだった 笑)
それがいよいよ高音質でゆっくりじっくり新曲が聞ける日がやってきたのだ。11日発売当日、私は近くのCDショップに走った。・・・・少しくらい、大々的に宣伝していないかと期待しながら(笑)
が、予想通りというかひっそりと置いてあった(泣 しかも一枚だけ・・)もう少し真剣に宣伝してくれるとか、店で一日中ノンストップで流してくれるとかしてほしかったなあ・・。しかし、これも直前までいつ発売されるか分からなかったためなのだと納得させた。
なんにせよ、とりあず手に入れたので喜び勇んで自宅に帰る管理人だ。

先ず、クリス・タッカーとの掛け合い(某ラジオではショートコントと言っていたが、コントだったのか・・・笑)が、1のイントロと書いてあったのに驚いた。イントロだったのか・・・・
ちなみに、歌詞はついていないのでイントロ、歌詩の参考はLahさんのHP旧”SUPER FLYNG SISTER”(一部に?笑。有名なHPでありました)を見つつふむふむと一人納得。
クリスって、随分騒がしい話っぷりの人だから、マイケルの声との対比がおもしろいですね(マイケルはいつものごとくこそこそ話しているので 笑)

2のALBUM VERSIONと3のRADIO VERSIONは長さが違うだけで、曲自体は同じなわけでどちらも好きだったりします。
感想といえば、マイケルの声が(歌い方?声の出し方かなあ)BADの頃のようで、ちょっとうれしいですね。
ノリもすごくよい曲ですし、今までの曲以上に分かりやすい曲調にしているのがよく分かりました。なにより、思わず踊りたくなってしまうようなリズムなのが◎こればっかりは不思議ですよね。踊りたくなる、という点ではSCREAMと似ているのですが、全く曲調が違う。今までのアルバムとはまた違った曲を出してくれそうだな、そんな予感がする曲です。

彼の今までの曲は、一見(聞?)音の数をできるだけ少なくして、分かりやすくしているように聞こえるのに、実はものすごく音を使っているものが多いと思うんです。しかし、今回のこのYRMWラジオで聞いている範囲では、これは今まで以上に音を減らしてあるよな~と思ってしまいました。HISTORYの時には、随分彼は曲調をまさにPOP!というものにしていましたが、それがさらにアップしたなという印象だったんです。(考えてみたら、複雑なのはDANGEROUS やBLOOD ON THE DANCE FLOORくらいなのかも・・・)
その分かりやすくした曲調に、音(演奏)の代わりにコーラスを利かせているのが今回の曲風なのだと感じました。

ところが、3のINSTRUMENTAL を聞いてあらびっくり(笑)
自分の最初の印象を根底から覆すような曲でした。・・・・・私の耳もあてにならないわね、と思った瞬間でもあります。
かなり音が入っています。いえ、一見単純な曲の中に音がたくさん入っている、というのは彼の曲にはかなり多いのでそれは分かりました。でも今回の場合、微妙に凝っているんです。Aメロ→Bメロ(Aと同じメロディ)→Cメロ→サビとあった場合、AとBのリズムの音が違うんです!!いや、使っている音色は同じなのかな・・・・アクセント入れているのと、エコーかけたみたいのというのでしょうか。とにかく、少し違う。そういうところが随所にあるんです。今までの曲をインストで聞いた時以上に、凝ってるなあと思いました。
同時に、使っている音色がなんだかBADの頃と似ているものがある気がするんです。なので、私の中では2001年度BAD(笑)

そしてそして、5のA CAPPELLA!!!!
アカペラなんですよ~(喜)YRMWのアカペラ(←それは当たり前)!!某所の掲示板で、アカペラでマイケルのリズム感のすごさが分かる!すごい!と言った内容の書き込みがありましたので、楽しみにしていました。
・・・・・・・同感。同感の一言に尽きました。すごいです。なにがすごいって・・・
リズム感がすごいです。これは受けうりになってしまうのですが、「リズムにジャストでからんでくる声」でしょうか。ちなみに、しばしば彼はリズム感のいいアーティストとしてよく言われますが、考えてみたら歌手でこれほどリズム感のある人物を見たことがないです。少なくとも私は。気持ちいいほど、音の初めにスッパーンと声が出るところに改めて彼のすごさを実感。

しかし、そんなことはどうでもいいんです(笑)なににそんなに驚いたのかといいますと、ものすごく情感溢るる歌い回し(注:演歌ではありません笑)!
今までのアカペラは、余りにも正確すぎて、きれいなんですが彼が歌っているんだな~という実感が湧きにくかった。しかし、この曲のアカペラはああ生身の人間が歌ってるよ(笑)と思える歌いっぷりの個所があって、ファンとしては(マニアとしては?笑)とてもうれしかったんです。新鮮というのかな。

そしてもう一つは、ハーモニーの美しさ。
これは・・・もうこれはひたすら感動するしかありません(爆笑)
今まで彼の曲を聞いたことのない人、音楽のプロ、その他色々な人に聞かせたいくらい。聞かせて、「さあ、どうだ!!」と声を大にしていいたい!!・・・とまあそれくらいのすごさでした。
今、日本で人気の高いコーラスグループ「ゴスペラーズ」がアカペラヴァージョンの曲を歌いましたが(私も結構好きです。かれらの上手さはやはり練習に裏打ちされた、プロの上手さがありますので)、思わず「ゴスぺラーズ、ごめんね。君たちは負けたよ」と漠然と思ってしまいました。(笑)
全てがマイケルの声でのハモリなのですが、迫力あることあること。マイケルがたくさんいるようです(爆)しかも、全員のリズム感が良いのと同じなので、素晴らしいハーモニー。かなりのプロのハーモニー集団のようでした。ここまできれいな音の重なりができるのかと感動したくらい。ハーモニーは厚みがでるって本当なんだなあと思う瞬間でした。
余りのすごさに、せっかく人間らしい曲だと思ったのにやっぱり人間じゃないかも(笑)と思ってしまったり・・・。

しかし、それも終わりの方の、マイケル同士の掛け合い(笑)でちょうどよくなったかな?という所でしょうか。





1- UNBREAKABLE
Produced by Michael Jackson & Rodney Jerkins
(Written by Michael Jackson, Rodney Jerkins, Fred Jerkins III, LaShawn
Daniels, Nora Payne, Robert Smith, Christopher Wallace)


2- HEARTBREAKER
Produced by Michael Jackson & Rodney Jerkins
(Written by Michael Jackson, Rodney Jerkins, Fred Jerkins III, LaShawn
Daniels, Mischke)


3- INVINCIBLE
Produced by Michael Jackson & Rodney Jerkins
(Written by Michael Jackson, Rodney Jerkins, Fred Jerkins III, LaShawn
Daniels, Norman Gregg)


4- BREAK OF DAWN
Produced by Michael Jackson & Dr. Freeze
(Written by Michael Jackson, Dr. Freeze)



5- HEAVEN CAN WAIT
Produced by Michael Jackson & Teddy Riley
(Written by Michael Jackson, Teddy Riley Andreao Heard, Nate Smith, T.
Beal, E. Laues, K. Quiller)


6- YOU ROCK MY WORLD
Produced by Michael Jackson & Rodney Jerkins
(Written by Michael Jackson, Rodney Jerkins, Fred Jerkins III, LaShawn
Daniels, Nora Payne)


7- BUTTERFLIES
Produced by Michael Jackson & Andre Harris
(Written by Michael Jackson, Andre Harris, Marsha Ambrosius)


8- SPEECHLESS
Produced by Michael Jackson
(Written by Michael Jackson)



9- 2000 WATTS
Produced by Michael Jackson & Teddy Riley
(Written by Michael Jackson, Teddy Riley, T. Gibson, J. Henson)


10-YOU ARE MY LIFE
Produced by Michael Jackson & Babyface
(Written by Michael Jackson,Babyface,Carole Bayer Sager,and John McClain)


11- PRIVACY
Produced by Michael Jackson & Rodney Jerkins
(Written by Michael Jackson, Rodney Jerkins, Fred Jerkins III, LaShawn
Daniels, Bernard Bell)


12- DON'T WALK AWAY
Produced by Michael Jackson & Teddy Riley
(Written by Michael Jackson, Teddy Riley, Richard Stites, Reed
Vertelney)


13- CRY
Produced by Michael Jackson & R. Kelly
(Written by R. Kelly)


14- THE LOST CHILDREN
Produced by Michael Jackson
(Written by Michael Jackson)


15- WHATEVER HAPPENS
Produced by Michael Jackson & Teddy Riley
(Written by Michael Jackson, Teddy Riley, C. Cang, J. Quay, G.
Williams)


16- THREATENED
Produced by Michael Jackson & Rodney Jerkins
(Written by Michael Jackson, Rodney Jerkins, Fred Jerkins III, LaShawn
Daniels, Robert Smith)


なお、当初

10- SHOUT
Produced by Michael Jackson & Teddy Riley
(Written by Michael Jackson, Teddy Riley, Claude "Quo" Forbes, Samuel
"Cyph" Hoskins, Carmen Lampson, Roy Hamilton)

の予定だったが、差し替えられた






旧サイト in the box...より

Dangerous By Michael Jackson

1:JAM 
2:WHY YOU WANNA TRIP ON ME  
3:IN THE CLOSET  
4:SHE DRIVES ME WILD  
5:REMEMBER THE TIME  
6:CAN’T LET HER GET AWAY  
7:HEAL THE WORLD  
8:BLACK OR WHITE  
9:WHO IS IT 
10:GIVE IN TO ME 
11:WILL YOU BE THERE 
12:KEEP THE FAITH 
13:GONE TOO SOON 
14:DANGEROUS


1991年、マイケルがソロで出した4枚目のアルバム。
私がこのアルバムに出会ったのは1994年です。
このアルバムで私はマイケルのファンとなりました。
他にも何枚もアルバムは発表されていますが、このアルバムが私は一番好きです
。私にとってのベストアルバムですね。
このアルバムは非常にメッセージ性の強いものになっています。
マイケルの悲鳴ともとれる叫びがつまっています。それもまたひきつけられる理由の一つだったと思います。
どうしてこんなにファンになったのかといいますと、やはり”声”でしょうか。(CDから入ったので)今までにない歌い方の人と思いました。(←別に歌い方が変だとか、奇声を発するというのではありません 笑)
私はそれまでにあそこまで一生懸命さが伝わってくる歌声に出会った事がありませんでした。大抵の歌手には声量がないというのか・・・。
そして、彼の実力はプロモーションビデオというかたちでも発揮されています。現在では一般的になってきたプロモは彼が元祖といっても過言ではありません。(こう言うと古い人のようだな^^;)

このアルバムでも8曲のプロモーションビデオがつくられました。
そのほとんどが、なんらかのストーリ性を持たせてあります。
しばしばマイケルのことをよく知らないで否定する人々がいますが、彼等は彼の世界に対する想い、人々に対する想いを知らないのではないでしょうか。
彼は勿論歌手としても、アーティストとしても、エンターティナーとしても、ダンサーとしても、プロデューサーとしても素晴らしいと思いますがなにより素晴らしいのは、その人間性なのではないでしょうか。ぜひとも彼のことを理解してくれる人が一人でも増えてくれることを、願っています。

Dancing The Dream -dancing the dreamより 



WING WITHOUT ME~ぼくにない翼~


 八月、ぼくは空を見上げていた。両手を額にかざすと、一羽のハヤブサが熱風の渦巻く大空へ舞い上がるのが見えた。高く高く、ハヤブサは弧を描きながら舞い上がり、やがて鋭い鳴き声を残して空の彼方へ消えていってしまった。
 ぼくはふいに、とり残されたような空しさを感じた。
 「おまえはどうして、ぼくを置き去りにして飛んでゆくの?」とぼくは低くうめいた。するとぼくの魂が答えた。
 「ハヤブサの生きかただけがすべてじゃない。おまえの心は、どんな鳥にも負けないくらい自由だ。」と。
 目を閉じると、ぼくの魂は肉体を離れ、ハヤブサと同じくらい空高く弧を描いて舞いあがった。やがて魂はハヤブサを越え、気がつくとぼくは地球を見下ろしていた。
 けれどやはり、何かが違う。この冷たさは、この寂しさはいったい何だ?


 「ぼくを置き去りにして、おまえは飛んでいった」とぼくの心が言う。
「愛のない自由なんて、いったい何の意味がある?」
 ぼくはすぐさま、病気で寝ている子供のベッドに駆け寄り、子守歌を歌ってあげた。子供は微笑みながら眠りに落ち、するとぼくの心は肉体を離れ、ぼくの魂と一体になって地球の上を回りはじめた。
 ぼくは自由で愛に満ちあふれていたが、それでもやはり何かが違っていた。

 「ぼくを置き去りにして、おまえは飛んでいった」とぼくの肉体が言う。「おまえはただ、空想で飛んでいるだけさ。」
そこでぼくは、それまで見向きもしなかった本をかたっぱしから調べ、ほんとうに空を飛んだ聖人の話を読んだ。インドで、ペルシャで、中国で、スペインで(それになんとロサンゼルスでも!)、魂の力が心だけでなく肉体の細胞ひとつひとつまで届いた例がみつかった。
 「あたかも巨大なワシに持ちあげられたかのように、無我の感覚によってわたしの体は宙に浮かび上がった」と、聖テレジアは語っている。


 ぼくはこの驚くべき神業を信じるようになり、ようやく深い孤独感から解放された。ぼくはハヤブサになり、子供になり、聖人になった。ぼくの目には彼らの生命がひどく神聖なものに映り、真実が見えてきた。
 すべての生命が聖なるものに見えたとき、人は誰でも翼をもつのだ、と。





INNOCENCE~無邪気さ~


 無邪気さは単純さ、あるいは繊細さと勘違いされることがよくある。
僕等はみな教養があり、賢明な人間に見せたがっている。
無邪気さとは、それらとは「正反対」のものだ。
だが、無邪気さの奥には、深い真実がひそんでいる。赤ん坊が母親の瞳の中に見ているものはただひとつ、愛だけだ。無邪気さが消えると、もっと複雑な事柄がそれにとって代わる。
ぼくらは人間を出しぬき、自分の欲しいものを手に入れることしか考えていない。
ありあまるほどのエネルギーを、わが身を守ることに費やしている。そして、人生は戦いの場となりはてる。人々はいやおうなく、賢明にならざるを得なくなる。
それ以外に、どうすれば生き残ることができるというのだ?

つきつめれば、生き残るというのは、物事の本質を見きわめそれに対応することだ。心の扉を開けることだ。そして、無邪気さとは、まさにそれなのだ。批判的な目で物事を見たり、たった一つの狭い視点にこだわるのではなく、子供のように田だひたすらに信じることだ。
ひとつの考え方にしばられ、それにしたがって行動していると、創造力はそこで止まってしまう。
そしてあなたは、新鮮さや瞬間のひらめきといったものを、取り逃がしてしまうだろう。
もう一度無邪気な心を取り戻してみよう。そうすれば、心はいつも新鮮さに満ちあふれているはずだから。


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